JC INSIGHT 神戸経営支援センター

Faqよくある質問

わが社は年商1億円程度であり、社員数も10人未満の小規模事業ですが、このような小さな会社にも経営理論や経営戦略が必要なのでしょうか?

経営者が経営判断を行う場合、企業規模のみならず、環境要因(経済、市場、地域性等)、経営状態(増収増益?赤字?等)、自社の特性(商品、顧客、社員等)などを総合的に検討するはずです。そして、打つべき手を判断する場合に、勘に頼らず根拠や確信を得ようとするならば、理論的な背景や戦略的な見方が求められることは否定されるものではありません。

ところで、中小企業では、これまでは創業者の意欲や頑張りにより成長を進めることが可能でした。それは日本の経済が右肩上がりの成長を続けてきたからです。そして、その間は基本的な経営管理すら行われて来なかったのが実情です。
それは、言い換えれば「成り行き経営」であり「座頭市経営」であったのです。 
しかし、経済環境が激変した今日、基本的なことさえ実行できない企業では生き残ることは難しいでしょう。

そこで、次のような経営の基本をチェックしてみる必要があります。
(1)挨拶や報告・連絡・相談といった基本動作の体得はできているか。
(2)PDCAのマネジメントサイクルの遂行はどうか。 
(3)指揮・命令系統の整理と責任と権限の明確化(役割分担)はできているのか。
(4)月次決算による損益管理はできているか。
(5)管理会計による先行管理はできているか。
(6)売上でなく利益意識の確立は図られているか。

これらは「経営の定石」と呼ばれるものであり「基本中の基本」です。
基本が確立されないままであれば、やがて成長は止まり衰退が始まることでしょう。

次に、中小企業に必要な戦略的な着眼点を一つ上げるならば「弱者の戦略」が上げられるでしょう。
弱者の戦略とは、
(1)局地戦(2)接近戦(3)一騎討ち(4)一点集中(5)陽動作戦 を指し、
強者の戦略とは、
(1)確率戦(2)広域での総合戦(3)間接・遠隔的戦闘(4)圧倒的な兵力数による短期決戦(5)敵を分散させる作戦 を指します。

中小企業が大企業の戦略を真似ては失敗します。
しかし、一方で戦略的な見方が求められることも分かっていただけるでしょう。
このように考えると、今後は中小企業だからこそ基本的な理論や戦略の構築が求められます。
企業間の競争は「勝ち負け」でなく「生き死に」です。環境変化に対して適応できない企業は、企業規模に関わらず自然淘汰されていくことは自明の理なのです。

ズバリ、中小企業に経営コンサルタント(あるいは他の専門家も含めて)は役に立つのですか?その役割や付き合いの仕方、選び方を教えてください。

わが社にとって経営コンサルタントは役に立つのか、立たないのか、ということを判断する場合に大切な視点は次のとおりです。

1)まず、経営者・経営陣に「会社を良くしよう」とか「改善・改革を進めよう」とする明確な意思があるかどうか。
こうした意思が無いところにいくら著名な専門家を呼んできても実効は上がりません。会社を運営するのはあくまでも経営者自身の行動・実践です。経営コンサルタントが会社を良くするわけではありません。(だからといって、「経営コンサルタントは結果に対して無責任だ」ということではありませんから、念のため。)
経営コンサルタントの意見や判断を聞き、その後どのように実務に生かしていくかは最終的には経営者・経営陣に掛かっています。
このことは、例えて言うならばお医者さんの出した処方箋に従うか従わないか、きちんと薬を飲むか飲まないか、ということと同じです。医者が病気を治すわけではなく、要は本人に直す意思があるかどうかが問われる、ということです。

2)今は何が問題点なのかハッキリしない、でもその問題点を掴んだ上で改善を進めていきたい、と考えるならば経営コンサルタントは有効です。
経験豊富な経営コンサルタントであれば改善手法や他社事例を良く知っていますから、問題点の本質の見極め、最適な解答とその改善手順を発見することができます。

3)専門知識をひけらかしたり、やたらに難しい言葉を使う専門家は要注意です。そういう人は、専門用語でごまかそうとしたり、自分本位な理解で改善を進めようとします。
あるいは評論家的な者が多いのです。そして、改善成果が現れないとクライアントの理解力が無いからだ、レベルが低いからだと責任転嫁を始めます。 本物の専門家は、難しいことを易しく説明します。専門用語を使う場合は、その理解度を確認しながら進めます。

4)わが社の問題点や悪い点の指摘ばかりの「重箱の隅を突付く」専門家も要注意です。
この世に問題の無い会社はありません。社内の問題を挙げればきりが無いのです。わが社の良い点や特徴を見つけ、長所を伸ばそうとする発想が無ければ、いずれ社員も社長も問題指摘に辟易として改善意欲も萎えてしまいます。

5)中小企業の場合、選ぼうとする専門家の人間的な魅力や相性も重要なポイントです。
なぜならば、どうしても経営以外の相談も絡んでくるからです。特に、中小企業には同族企業が多く、経営問題が家族問題(親子、夫婦、親戚)や個人的な問題 に関わることが大半です。そうした種々の問題を相談するに足りる人を選択する必要があります。「この人ならば話しても良さそうだ」と信頼を寄せることの出 来る人が、相応しい専門家ということです。

費用はどのくらいかかりますか?

まず、経営コンサルタントの仕事の種類ですが、大きく分けて次の5種類です。

(1)経営診断
(2)経営指導(コンサルティング、経営支援などと表現します)
(3)研修・教育訓練
(4)講演
(5)執筆・出版 経営コンサルタントの共通の料金体系はありません。

弁護士のように報酬基準が定められていないのが実態です。また一般的に、(実力ではなく)有名な人ほど料金が高いのが実情です。一種のタレント的なところがあり、有名人を拘束する時間が長ければ長いほど高い料金が設定されると言うことです。(例えば、有名人であれば2時間の講演で100万円というように)
最も一般的な経営指導であれば、掛かる工数(月何回訪問する)と解決すべきテーマと難易度、そしてクライアントの(規模ではなく)経営状態、から判断することが多いようです。 

具体的には、 
(1)訪問回数を設定しない場合
(2)月1回、毎週というように訪問数を設定する場合
(3)テーマを絞る場合(給与制度策定など)
(4)テーマを定めず経営全般の相談とする場合等、内容によって料金設定は異なります。
   (ちなみに私の場合、現状では月極めで15万円から50万円の範囲です)

経営診断や教育訓練も同様に、企画書を作成し、掛かる工数やコンサルタントの人数などから算出します。
いずれの場合でも、コンサルタントから一方的に請求を行うことはありません。すべてクライアントとの話し合いで設定されます。
なお、経営コンサルティングの中身の話もしないうちから料金を設定しようとするコンサルタントは「中身が薄い」とみて注意をされたほうが良いでしょう。

これまでの実績には、どのようなものがありますか?また、どのような講演テーマが得意ですか?

商工会議所、青年会議所、兵庫県中小企業家同友会「新入社員研修」「新入社員フォローアップ研修」「中堅社員キャリアアップ研修」「経営力向上セミナー」等、毎年実績は多数です。その他にも、各種業界団体、勉強会、兵庫県弁護士会司法修習生研修、高等職業技術専門校、神戸市キャリア教育などでの講演講師を務めています。

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